昭和時代の国主導の高度成長期も昔話となり、個人個人がライフワークに合ったサービスを選択できる時代になってきました。この時代、重要な認識は、使う人も創る人もアナログ、デジタル(道具)は、水と油の関係であるということかもしれません。
その相反する関係を繋ぐのは、個人が持つ感性や感情ではないでしょうか。
私たちは、道具であるデジタルサービスを中心に妄想しがちですが、利用者の感情や感性に寄り添う取り組みでなければ利用されません。
カクイチ様の取り組みは、商品を売る意識の前に、この利用者意識に配慮された考え方だと感服しました。
昨今、ナッジ理論と呼ばれる感情や感性を生かしたサービスが注目されています。
「つい使いたくなる」「やってみたくなる」と言った気持ちを醸成することで、使う人が気の合う仲間を呼ぶこということだとだと思います。
そこには「何をするか」より「誰とするか」の考え方が重要なんだと改めて思いました。